アメリカのショッピングモールが閉店していくニュースをよく耳にしますが、今回訪れたカリフォルニアのサウスベイギャラリアも、まさにその一つでした。
1989年にオープンした老舗モールで、かつてはフードコートに人が集まる賑やかな場所だったそうですが、今回歩いてみると驚くほど静かでした。
サウスベイギャラリアとはどんな場所?
サウスベイギャラリアは、ロサンゼルス国際空港から車で15分から20分ほどの場所にあります。近くにはレドンドビーチもあり、立地としては悪くないエリアです。1989年にオープンし、90年代は多くの人が集まる人気のモールだったようです。

ホリデーシーズンの日曜なのに驚くほど人がいない
訪れたのはホリデーシーズンの日曜日、午後3時ごろでした。本来なら家族連れで賑わっていてもおかしくない時間帯ですが、館内は驚くほど静かで、すれ違う人もまばらでした。以前取材したウエストミンスターモールと比べると人の気配は感じられるものの、それでも空いている店舗が目立ちました。

2階に上がるとサンタクロースの飾りつけがされた一角がありましたが、こちらも誰もいませんでした。すでにこのモールは取り壊しが決定しているそうですが、実際にクローズする日程はまだ決まっていないとのことです。
メーシーズは営業中、衰退のきっかけはノードストローム撤退
館内にはまだメーシーズが営業していて、そこにはお客さんの姿もありました。一方でノードストロームはすでに撤退していて、そこから客足が落ちていったようです。
3階のフードコートで見つけた懐かしの「テリヤキチキン」

3階にはAMCの映画館があり、ここは比較的人の姿がありました。プレッツェルの匂いが漂うフードコートも営業していて、店舗自体はほとんど埋まっていました。それでもホリデーシーズンの日曜昼過ぎとしては、席のがらんとした空き具合が印象的だったようです。昔ながらの「東京グリル」で照り焼きチキンのプレートを注文しました。


運ばれてきたのは、照り焼きチキンとフライドライス、サラダがセットになったプレートです。チキンは甘めの味付けで、量もしっかりありました。一方でフライドライスと麺は醤油の風味こそするものの、はっきりした味はあまり感じられなかったようです。仕上げにしらちゃソースをたっぷりとかけて食べていました。

フライドライスの味はやや薄めで、チェーン店のパンダエクスプレスと比べるとあっさりした印象でした。私自身はアメリカ出身ではありませんが、来たばかりの頃はこの照り焼きチキンの味があまり好きではありませんでした。当時は日本食レストランで働きながら、余った照り焼きチキンをもらって食べることも多かったです。それがいつの間にか、すっかり好きな味になっていました。
同じフードコートにはモンゴリアンバーベキューの店もあり、以前は6ドルほどだった値段が、今では16.99ドルまで上がっていたそうです。今回は照り焼きチキンを選びましたが、次回はこちらも食べてみたいと話していました。
ネットショッピングに押されるアメリカのモールのこれから

館内が空いている理由として、ネットショッピングやAmazonの普及で、わざわざモールに足を運ぶ必要がなくなっていることが挙げられていました。サウスベイギャラリアの跡地は、以前取材したウエストミンスターモールと同じように、ショッピングと住居を組み合わせた施設になる可能性があるようです。
外に出なくてもネットショッピングだけで買い物が完結する時代になれば、日本のショッピングモールも、いずれ同じような道をたどるかもしれません。がらんとした館内を歩きながら、懐かしいフードコートの匂いに触れたときの表情は、映像の中に残っています。
この記事の動画
アメリカのジャンクフード【テリヤキチキン】潰れかけの巨大ショッピングモールで爆食したら涙出てきた
静まり返った館内を歩く表情や、しらちゃソースをかけて食べる瞬間のリアクションは映像でご覧ください。
アメリカ・カリフォルニアでの日常を毎週お届けしています。ほかの動画は パジメのチャンネル からどうぞ。
