イン・アンド・アウトが日本に進出しない理由|300マイルルールとは

イン・アンド・アウトが日本に進出しない理由|300マイルルールとは

イン・アンド・アウトが日本に進出しない主な理由は、冷凍庫を置かない鮮度へのこだわりと、株式公開もフランチャイズ化もしない家族経営の方針です。日本などでのポップアップ開催は、商標権を維持するための出店とされています。

アメリカで絶大な人気を誇るハンバーガーチェーン「イン・アンド・アウト」。日本でも恵比寿などで数時間限定のポップアップストアが開かれるたびに大行列ができていますが、常設店舗が日本にできる可能性はほぼゼロだと言われています。

今回は、動画の内容をもとに、イン・アンド・アウトが海外進出をしない理由と、日本などで開かれるポップアップストアの本当の目的について整理します。

冷凍庫も電子レンジも置かない「鮮度」へのこだわり

イン・アンド・アウトの店舗には、冷凍庫も電子レンジも置かれていません。使用する牛肉は一度も冷凍されない生の状態のまま店舗に届けられ、ポテトも生のじゃがいもを店舗で皮むきからカットまで行っています。ファーストフードチェーンとしては珍しい、鮮度を最優先にした仕組みです。

もし日本に進出するとなれば、牛肉の調達ルートから配送網まで一から作り直す必要があり、品質管理が行き届かなくなるリスクが大きいと判断されているようです。

ダブルダブルにかぶりつく瞬間の表情
ダブルダブルにかぶりつく瞬間の表情

株式公開もフランチャイズもしない家族経営

イン・アンド・アウトは創業から70年以上、一度もフランチャイズ展開をしていません。すべての店舗が100%直営で、現在の経営陣は、会社を上場することもフランチャイズ化することも今後一切ないと公言しています。

外部のオーナーが加わると、コスト削減や店舗拡大の圧力がかかりやすくなります。利益よりも品質を優先する姿勢を貫けているのは、経営のすべてを自分たちの目が届く範囲にとどめているからだと動画内では説明されていました。

行列ができる店外のテイクアウト列
行列ができる店外のテイクアウト列

日本のポップアップストアは「商標ツーリズム」のため

海外進出をしないのに、なぜ数年に一度ポップアップストアが開かれるのか。動画では、これは商標権を守るための「商標ツーリズム」と呼ばれる手法だと解説しています。多くの国の商標法では、登録していても一定期間その国で実際に販売していないと、第三者に商標を取り消されてしまう可能性があります。動画内では、日本でも一般的に3年間使われない商標は取り消される可能性があると話していました。

こうしたポップアップストアは日本だけでなく、韓国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ドイツなどでも開かれてきました。SNSで数日前に告知され、数時間で数百個のハンバーガーが売り切れるのが恒例になっています。フライドポテトが提供されないことが多いのも、商標維持に必要な最低限のメニューだけを用意しているためだそうです。動画内では、オーストラリアで似た名前のハンバーガーショップが現れ、裁判になった例も紹介されていました。

生のじゃがいもを店内でカットする様子
生のじゃがいもを店内でカットする様子

気になる値段と、この日のカスタマイズ

動画の中では、2026年10月時点でダブルダブルを注文したところ、税込で12ドルほどだったと話しています。少し前までは10〜11ドルほどで、20年ほど前は6ドルもしなかったと振り返っていました。それでもマクドナルドより安いというのが動画内での感想です。

この日のお気に入りは、アニマルスタイルではなくレギュラースタイルのダブルダブルに、刻んだチリペッパーを追加するカスタマイズ。ポテトはウェルダンで注文し、スプレッドとブラックペッパーをかけて食べるのがお気に入りだと話していました。

刻んだチリを追加したダブルダブル
刻んだチリを追加したダブルダブル

接客の丁寧さも家族経営ならでは

動画内では、他のファストフード店と接客を比べる場面もありました。イン・アンド・アウトのスタッフは笑顔で対応してくれると話していました。マクドナルドについては、普通という評価でした。

この記事の数字について

  • 価格やカスタマイズの内容は動画撮影時点(2026年10月)のもので、為替や店舗、時期によって変わります
  • 商標の取り消し期間など法律に関する内容は動画内での説明に基づくもので、最新の制度は公式情報をご確認ください

冷凍の肉を使わない鮮度へのこだわりと、利益より品質を優先する家族経営の姿勢。この2つを貫く限り、イン・アンド・アウトが日本に常設店舗を構える日は当分来なさそうです。アメリカ旅行で現地に立ち寄った際には、ぜひあの味を確かめてみてください。

週末に家族連れで賑わう店内の様子
週末に家族連れで賑わう店内の様子

よくある質問

イン・アンド・アウトは日本に進出する予定がありますか?

動画時点では予定はなく、常設店舗ができる可能性はほぼゼロだとされています。冷凍庫を置かない鮮度へのこだわりと、フランチャイズを行わない家族経営の方針が理由です。

日本で開かれるポップアップストアの目的は何ですか?

商標権を維持するための「商標ツーリズム」とされ、一定期間その国で販売実績を作る目的で開かれていると動画で解説されています。

ポップアップストアでフライドポテトが出ないのはなぜですか?

商標維持に必要な最低限のメニューだけを用意しているためだと、動画内で説明されていました。

イン・アンド・アウトのダブルダブルの値段はいくらですか?

動画内では2026年10月時点で、税込12ドルほどだったと話しています。

イン・アンド・アウトはフランチャイズ展開していますか?

していません。創業から70年以上、すべての店舗が100%直営の家族経営を貫いています。

この記事の動画

アメリカの大人気「In-N-Out」バーガーが絶対に日本に進出しない理由がヤバすぎた🇺🇸

ダブルダブルを頬張った瞬間の表情や、炎天下での撮影風景、週末に賑わう店内の様子は動画でご覧ください。

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